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【第3回】 今できることを

こんばんわ、石戸さんからバトンを受け取りました、樋口です。


大地震について話し合ったときに思ったのが、みんなに比べて比較的、僕は恵まれていたな、ということだった。話を聞くと、みんな就職活動中で行った企業の会場や、行く途中の電車内、もしくはバイトに行く途中など、とにかく何かしらの活動をしている最中に被災していた。では地震があったとき、僕はなにをしていたのか。

昼寝をしていたのだ。自分の部屋のベッドで。

昼ごはんを食べ終わって、卒業論文の資料である『本当にいる!日本現代妖怪図鑑』を暢気にベッドの上で読み、眠くなったのでさて寝ましょうか、と布団に潜って少し経ったときにグラグラと揺れを感じた。窓ガラスがガタガタと音を立て、ベッド脇の本棚の本は揺れで今にも落ちそうだった。正直、かなり怖かった。しかし、それは地震が大きかったからではなく、地震の直前まで『本当にいる!日本現代妖怪図鑑』なんて怖い本を読んでいた僕は、この揺れを地震ではなくポルターガイスト現象(もしくは妖怪「家鳴り」の仕業)だと本気で思い、寝室の扉を開けたら得体の知れない化物が立っているのではないかと、想像していた。意を決して扉を開けても、当たり前だがそんなものはおらず、壁にかけてあるポスター、食器棚がとても揺れている。急いでテレビをつけるとどこのチャンネルも今までやっていた番組を中止して、地震の情報を放送していた。

テレビでは津波が東北地方を襲い、波に流される家や自動車の映像が、そして都内では帰宅難民になってしまった人々が道路をうめつくして歩いてる様子が、延々と流れていた。しかし、そんな悲惨な状況を見ても、僕にはまだ実感がなかった。日本で今、しかもリアルタイムで起きていることなのに、どこか遠くの国で起きている気がしてならなかった。それは僕が自分の家という、一番安全な場所にいたせいかもしれない。
ベランダに出てタバコを吸ってみても、マンションの下に広げる風景はいつもと同じで、夕日もあいかわらず綺麗だった。
しかし、そんな平和はせいぜい自分の半径5メートルくらいの、小さな世界の中でしかない。自分は安全な家の中にいる。しかし、一歩外に出れば未曾有の大震災が起きて、多くの人が、本当に多くの人が困っている。

今僕になにができるか。それを考えたとき、とりあえず晩御飯の準備をした。いつ地震がまたくるかも分からなかったし、突然停電や断水になる可能性もあった。今やれることを、とりあえずやろうと思った。
しばらくして母から連絡があり、父が仕事で溜池山王のいて帰宅難民になっていることが分かった。また高校の友達2人から連絡があり、彼らも東京にいて家のある湘南に帰れないので泊めて欲しい連絡があった。

自分のこと以外にも、他人のためにできることが、やっと見つかった。父と、やってくる友達2人のために、彼らが泊まれる態勢を整え始めた。
夜9時を過ぎたころに友達2人がきて、10時頃に溜池山王から5時間かけて歩いて父もやってきた。完全にプチ避難所と化した私の家で、私も父も友達も、ただひたすらテレビ見ていた。
そして深夜、ゼミ生の1人から帰宅難民になったから泊めてくれと連絡があったのだが「今ねー!東京タワーの真下にいるんだ!チョー綺麗!!」とやたらテンションが高かった。
まぁ、無事ならいいんだけでね・・・。
結局彼は近くの避難所に行ったので、私の家に来ることはなかった。


僕が地震の影響を感じ始めたのは、震災があった数日後からだ。スーパーやコンビニに行っても、食べもや飲み物がなくなっている。僕は駅前の売店でバイトをしているのだが、その売店でも初めはパン類やカロリーメイトなどの食料品がなくなり、今現在でもタバコが品切れ状態だ。駅前の売店でバイトをしているので、駅の様子がすぐ分かる。節電で薄暗くなった駅、ダイヤが乱れてなかなかこない電車、それを改札の前で待つ人々。
初めて、地震の影響をその身に感じた。

地震が発生してから、そろそろ二ヶ月が経とうしている。関東地方は節電などの影響がまだあるが、電車も通常通りに運行している。スーパーにも食材が戻り始めた。東北地方でも、現地の人や大勢のボランテイィアの人たちが協力して、一日一日と着実に復興に向かっている。そんな中、今の僕になにができるか。直接地震の影響を受けていないから言えることかもしれないが、日々を淡々と過ごすことだと思う。それは地震と無関係に暮らすということではない。不必要に怖がることも不安がることもせず、また必要以上に物を買ったりもしない。被災地や被災地した人々に私ができることは、せいぜい少ないながらも義援金を送り、もしくは東北地方の食べ物を食ることしかできない。毎回できるわけではないが、できるだけのことはしたいと思う。
自分ができることを、できることの範囲ですることが、今回の大地震に対する僕の精一杯の誠意だ。

3番目の僕は「自分のできること」ということをテーマに書きました。
明日もお楽しみに!
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